全身あちらこちらが痛くていよいよ我慢の限界になって
先日、全身あちらこちらが痛いからとお問い合わせがありました。
腰も痛い、股関節も痛い、頭も痛くなる、いつも体がキツい、すぐ疲れる、動けない、痛みは日々場所を変えてどこかが常に痛い。
もういよいよ我慢の限界。
整形外科で鎮痛剤もらっても根本変わらず、マッサージして治るものでもなさそうだし。
どこに行けばいいのか。
気持ちは藁をも掴む思い。
睡眠はしっかり7時間くらいとって眠っているし、食べ物もきちんと3食バランスよく取っていて、規則正しい生活をしている。
自分では何が悪くて、どうすればこの辛さから抜けられるのか分からない。
そんな方々は本人は意識がありませんが、ものすごく過緊張の状態である事がしばしば。
リラックスして、力を抜くという事ができずにずっと全身硬直しています。
日常の姿勢を保つために前後、左右と筋肉の綱引き状態。
内臓も関節も筋肉もガッチガチになっていています。
車でいうとブレーキとアクセルを同時に踏んでて前に進みたいと行っているような感じです。
まだ痛いと言えている間はいいのですが、この状態から更に別のストレスが加わると人は我慢の許容を超えて鬱状態となり、全く力を出せなくなるのです。
車にブレーキとアクセルを同時にかけたらそれは壊れますよね。
そしてこういう方に多いのがかなりの「頑張り屋」なのです。
でも本人は頑張りが足りないと思っていて、体が辛く痛いと頑張れない自分を責め、もっと頑張りたいと言います。
無意識ですから頑張っていることに気づかず、自分を認められず、壊れるまで走り続けてしまいます。
この状態にいる場合はまず体をゆるめなければなりません。
踏みすぎているアクセルを一旦解除してあげます。
そして壊れてしまった箇所を修復しながら、何十年も積み重ねて来たブレーキの数々を外していくのです。
手法は色々ありますが、主に頭蓋の動きをよくして脳脊髄液の流れを誘導、内臓の機能調整、筋肉の修復、緊張する原因の排除を少しずつ。
そして、必ずやる必要があるのは、もう2度とあちこち痛くなる人生を繰り返さないようにする事。
つまり、自分自身を上手に乗りこなせるようになるという事です。
なので自分の本質を理解し、あたり前の日常生活が自然とセルフコンディショニングになるように私は毎回のセッションで伝えて行くのです。
ここまで来ると、もうどこかが痛いのを我慢しながら頑張って動く事ときは何かがおかしいと思えるようになっています。
動きたいと思った時、スッともう動き出していた。
そんな心と体をめざして。
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