背中の痛みを和らげる:心理的要因と対策

背中の痛みを和らげるための体のケアの方法はたくさんあります。けれども、それらを実践できなかったり、継続できずにいつもの痛みに悩ませられる場合、その痛みを続けてしまう心の状態から探ってみましょう。背中の痛みに悩んでいる方の多くは、その原因が単なる身体的な問題に留まらないことに気づいていません。このブログでは、背中の各部位に関わる心理的要因とその対策について解説します。特に「物を所有することへの不安」や「他人に頼れない」という感情が背中の痛みの引き金となる場合があることをお伝えします。

背中の痛みと心あたりのチェック

まず、背中の痛みは大きく次の3つのエリアに分けて考えます。腰部(腰椎)、胸部(胸椎)、臀部(仙骨)。それぞれ異なる心理的な要因が考えられるので心当たりがないかチェックしてみてください。

  • 腰部の痛み: 物質的な安全が脅かされていると感じる人に多く見られます。所有することへの不安や、物を失うことへの恐れが心の奥にあったりしませんか?
  • 胸部の痛み: 愛情面での安全が脅かされていると感じている方は胸のエリアに痛みを感じている場合が多いです。他者に尽くしながらも、見返りが得られないという不満がありませんか?
  • 臀部の痛み: 自由を奪われそうだという腹の底の方で恐怖を感じていませんか?助けを求められることで、どこか自分の自由を奪うのではないかという不安を引き起こしていたりします。

あなたの中にそういうとこあるかもしれない…とモヤっと感じるものはありましたか?
もう少し具体的な例をあげてみますね

腰の部分(腰椎)の心理的な原因と具体例

  1. 物質的な安全性への不安
    • 多くの人が財産や地位など「何かを所有する」ことへの不安や失う恐れを抱えています。このような不安が腰痛の原因になることがあります。
    • 具体例: 例えば、ある女性が新しい家を購入することに不安を感じていました。家を持つという大きな責任と、それに伴うローンへの恐怖が彼女の腰に痛みをもたらしていました。彼女は「自分にはこれを持つ資格がない」と感じており、そのため腰痛が悪化していたという事例です。

胸の部分(胸椎)の心理的な原因と具体例

  1. 愛情面での不安
    • 胸の部分の痛みは、愛情面での安全性が脅かされていると感じていることに関連しています。他人に尽くすことで愛情を得ようとする一方で、見返りが得られないと不満が生まれます。
    • 具体例: ある方は家庭内で自分の役割に責任を感じていました。家族全員の世話をし、自分の愛をもって尽くしていたけれど、家族から「ありがとう」の言葉が足りないと感じたときに胸椎の痛みが出ていました。彼女は「もっと感謝されたい」という思いを心に秘めていて、でもその事を家族に伝えることはできていなくて、そのフラストレーションが胸の痛みとして現れていました。

お尻の部分(臀部・仙骨)の心理的な原因と具体例

  1. 自由を奪われることへの恐れ
    • 仙骨周辺の痛みは、自由を奪われることへの恐れに関係しています。助けを求められたり、他人に期待されたりすることで、自分の自由が束縛されていると感じることがあります。他にも「自由」に関連する内容がキーワードだったりします。
    • 具体例: ある男性は職場で自分がやる仕事に過度の責任を感じていました。仲間は彼に仕事を依頼し、彼自身も自分がその仕事を一番うまくやれると思っていました。期待に応えようと誰よりも熱心に働きましたが、評価はそれほど上がりませんでした。結果、自分の時間や自由が失われていると感じ、仙椎に痛みを抱えるようになりました。心の中で仕事とは「こうあるべき!」という強い思い込みが痛みとなって現れていた事例です。

部位ごとの対策

腰部の対策:所有することを許す

  • 自分が物を持つことを許し、得られる喜びを認めることで、心理的負担を軽減し、腰痛が緩和されることがあります。
  • 具体的なアクション: 物を所有することに対してポジティブな理由を見つけ、自分に「これを持ってもいい」と許す練習をしてみましょう。例えば、自分の家を持つことで家族や自分がが楽しく過ごしているイメージを強くすることで、心の負担を減らすことができます。

胸部の対策:愛情表現の見直し

  • 愛情を与えることに対して義務感を感じるのではなく、本当に相手を喜ばせたいという動機に切り替えることが大切です。
  • 具体的なアクション: 自分が「やりたいからやる」という気持ちを持って行動する練習をしましょう。例えば、家庭の中で「誰かのためにやること」が義務ではなく、自分の喜びであると意識することで、胸椎の痛みが和らぐかもしれません。

臀部(お尻)の対策:心地よい範囲での援助

  • 自己犠牲にならない範囲で他人を助けることを心がけること。もっと他の視点で考えられないか、自由な発想もしてみる。
  • 具体的なアクション: 他人に助けを求められたとき、「自分が心地よく感じられる範囲で」援助を行うことを意識してみましょう。例えば、「この部分までは手伝えるけど、それ以上は難しい」と伝えることで、自分の自由と他人への助けをバランスよく保つことができます。

まとめ

背中の痛みは多くの方が抱えている悩みの一つだと思いますが、身体だけでなく、心の問題とも密接に関わっていることがわかりますね。背中の部位ごとに心の傾向が違うのも意外だったかもしれません。自分の心に目を向けることで、痛みの根本的な原因を把握し、対策ができるようになります。まずは自分に許しを与え、必要な時に他人に頼ることや愛情を自然に表現することを心がけましょう。それが背中の痛み改善の大きな一歩になるかもしれません。具体例や対策を参考に、自分に合った方法で心のケアを行ってみてください。きっと腰も楽に動かせるようになると思います。

以前ライブ配信でお話ししたのでこちらもチェックしてみてください。
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